川崎−鶴見間。金曜日の夜、職場の送別会を欠席して自動車で京都を出発、高速道路を乗り継いで午前3時半頃に到着した。幸いなことに一番乗りだったが、その直後からぞろぞろと人が集まってきた。
藤沢−辻堂間。出張で横浜に行った際、早起きして撮影に出かけたが、あいにくの天気。廃止の正式発表の数か月前だったが、通りがかった一般の人から「出雲号も廃止されるかもしれないんですね」と尋ねられたのには驚いた。
京都駅に到着した出雲。
機関車交換を終え、発車間際の出雲。
千代川−八木間。東海地方の豪雨のために大幅な遅れで通過した。
上の後追い。
八木駅。これは関東地方の地震のための遅延。この時は旅客営業は草津で打ちきったという。この時情報をいただいた三度林様には非常に感謝している。
余部。桜の咲く中を走る場面を、本当は撮りたかった。
久谷。
上の後追い。14系の出雲は、この一枚しか撮っていなかった。
福部−鳥取。最終日の出雲、どこで撮るか迷ったが、結局ここで撮ることにした。
泊−松崎間。この有名撮影地は、廃止が近づくとどんどん人が多くなっていった。
上と同じ時、もう一台の写真機で。
直江−出雲市間。夕焼けのシーンを、さらにフィルター装着で赤くしてみた。
浜田。夕方の上り列車牽引までの間、機関庫で休むDD51。
京都駅。ダイヤ改正翌朝、返却回送列車。車両は昨日までと同じながら、既にヘッドマークは付けられていない。山陰本線を夜中に上り、東海道区間で日中走行となるのを避けるために一旦向日町に引き上げていった。
寝台特急「出雲」に対しては、他のブルートレイン群よりも、何か身近な物を感じていた。それは、おそらく地元京都駅で機関車交換をして山陰本線へと入っていく列車だったからに違いない。
一時期住んでいたマンションからは、毎晩0時05分に上り列車の通過音が聞こえていた。 しかし、「そろそろ廃止が近いかも」という噂が立ち始めてから次の次の頃のダイヤ改正で、本当に出雲は廃止されてしまった。
あれから一年以上が立ったが、不定期観光列車でいいから山陰に寝台客車列車を、というのは無理な相談だろうか。
寝台特急「出雲」