機関車編
蒸気機関車30777 (N15 King Arthur Class)
製造初年1919年。車輪配置は2C型、動輪直径2.01メートルという、日本人に馴染みのない形。
蒸気機関車850 (Lord Nelson Class)
1926年製で、上の30777と同じく2C型、動輪直径2.01mで、King Arthur Classの強力版。King Arthur Classを更に火室・ボイラー共に大型化したもの。正面からのこの写真のアングルでは、あまり格好良くは見えないが、この850号には「ネルソン提督」 という愛称が付けられている。Clapham Junctionにて。(2枚)
蒸気機関車 ('Battle of Britain' or 'West Country' Class)
製造初年1945年、2C1型で「半流線型」とでも言うべき特徴的な車体。煙室扉も円形でなく、横長の楕円形になっている。次のMerchant Nave Classの小型軽量版。(3枚)
蒸気機関車35028 (Merchant Navy Class)
製造初年1941年、当機は1948年製の2C1型。動輪直径1.89m、3シリンダーの急行客車機で、当初は上のBattle of Britain Class同様の半流線型カバーがあったが、こちらは全機が車体変更された。(4枚)
蒸気機関車6233
1938年London, Midland and Scotish Railway製の2C1型。動輪直径2.06m、4シリンダー。ビッグベンが煙で隠れてしまった。Vauxhallにて。(1枚)
蒸気機関車 A4 Class
製造初年1935年、LNERの「フライング・スコッツマン」号牽引で活躍した流線型の2C1型。鳥の名を冠した機もあれば、大英帝国植民地の名を冠した 機もある。有名なスピード記録保持機「マラード(真鴨)」号も、この形式。写真は1937年製の60019号機で、「ビターン(サンカノゴイ亜科の鳥)」 という、聞いたことのない愛称を持つ。オリジナルにあった動輪上半分をカバーするサイドスカートは取り外されている。(4枚)
蒸気機関車 A1 Class
東海岸線の重量急客機として製造された。(1枚)
蒸気機関車92203
製造初年1954年、車輪配置は1E。イギリス国鉄で最後の新製形式となったが、250両が製造。貨物専用機として活躍。当機は1959年製で製造後わずか9年で現役引退して保存機となってから「黒皇太子」という愛称がつけられた。(1枚)
ディーゼル機関車37型
製造初年1960年。写真はイベント列車で客車を牽引しているもの。
ディーゼル機関車59型
製造初年1985年。イギリスらしくない外観だと思ったら、アメリカのGeneral Motor製。
ディーゼル機関車66型
製造初年1998年で、現在も貨物用に新製が続いている。59型の強力版と言ってもよく、遠目には59型との区別が難しい。写真は、Railhead Treatment Trainという、空きに落ち葉で線路が滑りやすくなるのをなおすための列車。
ディーゼル機関車67
型製造初年1999年と新しい。最高時速125マイルと、駿足。
電気/ディーゼル両用機関車73型
第三軌条区間では電気機関車、非電化区間ではディーゼル機関車として使用できるという、便利そうだが効率がよいのかどうだか、という機関車。重連で線路を運搬している。Wandsworth Roadにて。
電気機関車86型製造初年1965年。
写真の86501はclass86/5と呼ばれる番台区分に入るが、class86/2は最高速度が125mphと、速い。
電気機関車90型
貨物にも、高速旅客列車にも使用されている。写真の90001号機はインターシティに充当されていて専用塗色になっている。
電気機関車91型
東海岸線の高速列車インターシティ225専用。これに牽引される客車が「マークIV」という自動ドアになっているシリーズ。
電気機関車92型
製造初年1993年。架線からの交流25000ボルトでも、第三軌条からの直流750ボルトでも運転できる。