シカゴ発サンフランシスコ行きの列車「Califronia Zepher」。シカゴを1日目の昼に出発、サンフランシスコ着は翌々日の夕方。
編成は、機関車三重連・郵便車・乗務員用車両・寝台車二両・食堂車・展望車・座席車四両・その後貨車が数両。
アイオワ州New London付近にて。
シカゴ発シアトル行きの「Empire Builder」。こちらは機関車重連でロッキー越えに挑む。
太平洋岸のロサンゼルスと、大西洋岸のオーランドを結ぶ、正真正銘の大陸横断列車「Sunset Limited」。ロサンゼルス−サンアントニオ間は、ロサンゼルス−シカゴ間の「Texas Eagle」号を併結し、機関車も三重連となる。西部では、Union Pacific鉄道線を走るが、単線ながら貨物列車の本数が多い路線であり、そのためによく遅れる(何時間単位でなく何日単位にもなることもある)。テキサス州Houstonにて。
テキサス州のメキシコ湾岸都市、ガルベストンで開かれる「マルディ・グラ」という祭りのための臨時列車「Gulf Liner」。普段は貨物列車しか走らない路線を旅客列車が走る。機回しをしないので列車の前後に機関車が付く、プッシュプルになっている。
シアトル近郊のディナートレイン。

もともとアメリカは各私鉄が旅客列車・貨物列車を走らせていたが、自動車や航空機に押されて鉄道産業は衰退化した。そこで、旅客列車を運行する「アムトラック」が設立され、長距離旅客列車は全てアムトラックが引き受けることになった。各私鉄は貨物列車だけを運転し、アムトラックに線路を貸すという形だ。

アメリカ編(旅客列車)