Bed & Breakfast、Cedar Manor。全14室でかなり雰囲気はよかった。
この辺りまで来ると時間も遅くなってきたので、写真を撮るだけ。途中の道は、日本でもよくあるような「ある程度カーブと勾配がある、ドライブしやすい山道」という感じ。

そして今日と明日の宿泊地、Cedar ManorというB & Bに到着。
川の上に建つ、Bridge House。わざわざこんなところに無理して建てなくても・・・と思うのは自分だけかもしれない。
こちらは、前のダヴ・コテージが手狭になったワーズワースが次に住んだ家だそうで、なるほど家は大きくなっている。ここの入場料は、ダヴ・コテージに入場していたら£1割引になる、ということだったが、建物の中に入らない「庭のみ」という安い切符は割引できない、と断られてしまう。

さらに次の街、Amblesideを目指す。
庭から見たワーズワースの家。
ワーズワースの旧宅は、出来る限り彼が住んでいた時の状態を残しているのだそうだ。それで中へ入ってみたら、室内の暗いこと暗いこと。こんな暗い中で詩作していたのか、とちょっと驚かされた。それともう一つ、天井にしても何にしても今のイギリスの標準からしたらとても低い。昔の人の身長は、この程度だったのだろうか。この旧宅「ダヴ・コテージ」の横にあるミュージアムは、ダヴ・コテージの入場券を買うと自動的に入場料を払っていることになっているので入ってみるが、可もなく不可もなく、といった感じ。

次のRydal Mountを目指す。
(上左)途中の道沿いに羊が放牧されていた。
(上中)Grasmereの街で。湖に注ぐ川が流れている。
(上右)Grasmere湖。天気が良ければもっときれいに見えただろう。
(下左)ワーズワースの墓。正面に三基並んだ左がワーズワース(William Wardsworth)の墓。それ以外で写真に写っているものの多くは彼の家族の墓。
(下中)ワーズワースの旧宅「Dove Cottage」。ガイドブックと同じような写真しか撮れなかった。
ストーンサークル。丘の上に石が配列されている。
イギリスと言えば、ストーンヘンジの方が有名だが、こっちも環状列石の仲間。しかし、個々の石は大きくて大人の身長程度。小さな石は腰の高さくらいしかない。これでは見た目でストーンヘンジに負けても仕方がない。こちらの方は、しかし石に触っても良い、というか石にもたれているイギリス人もいた。

そこから今度はGrasmereへと走る。この街はワーズワースが「The Fairest Place on Earth」と評した所なのだそうだ。しかし、残念ながら雨のためにほとんど楽しむことはできなかった。街の中の教会には、ワーズワースの墓もあり、町外れにはワーズワースが実際に住んでいた家もある。
(左)Keswickの中心部。街のシンボル、時計台の前の広場がマーケットになっている。
(右)鉛筆博物館。
どうしてこんなところに鉛筆博物館があるのかというと、1560年代にKeswickから南へ10kmほどの所にあるBorrowdale鉱山で発見された良質の黒鉛を使って作られたのが最初の鉛筆だったからだそうな。

次に、Keswickから車で約10分、ストーンサークル Castlerigg Stone Circleへ。
天気は雨。
宿泊したホテルで朝食ののち9時にチェックアウト、スーパーのTESCOで食料などを買ってから予約していたHertzレンタカーのオフィスへ向かう。Carlisleの駅の中のオフィスには係員は一人しか居らず、そして先客がいたために随分待たされることになった。そして自分の番になったら
 「クレジットカードと免許とそのCounterpertありますか?
と尋ねられた。免許のcounterpartというのは、プラスチックの名刺大の免許と一緒に送られて来たA4の紙のことで、単なる紙切れかと思っていたら、なぜかレンタカーを借りるのには必要なのだそうだ。で、
 「家に置いて来た
というと
 「今からDVLA(運転免許庁)に電話してもいい?
ときかれた。そして係員は電話をしたかと思うと、電話を代われといって受話器を差し出してきた。そして電話の向こうのDVLA職員に氏名、住所、生年月日を伝えると
 「レンタカー会社に個人情報を伝えてもかまわないですか?」と尋ねられる。O.K.して受話器を返すとものの数秒で「了解」などと言って電話を終了。要するに「裏書」が見たかったのだろう。

 その後、駐車場から車を回してくるから駅舎の入口で待つように、と命じられたが実際に車が届くのに15分ほど待たされる。結局Carlisleを後にしたのは10時半になっていた。

Carlisleから高速道路M6を通ってPenrith経由でいよいよ湖水地方最初の街、Keswickへ。街に着くと、あふれんばかりの車の多さに驚かされる。そして駐車場はもちろん有料。

Keswickは、週末ということもあってか中央の広場でマーケットが開かれていた。そこから少し歩いて「鉛筆博物館Pencil Museum」へ。
土曜日