(左)コンコルド広場にて。一番高いのは、エッフェル塔。サボテンみたいな街灯?遠近法、ですな。
(中)パリ市役所。真ん中の緑色は、ラグビー中継を映しているスクリーン。
(右)サン・ジャック塔。高さ52mで、1648年にパスカルが水銀を用いて気圧を測定、高さによって気圧が変化することを証明したのだそうだ。ご覧のように工事中。
そして、せっかくのミュージアムパス、もう一軒はしごを・・・(飲み屋のはしごとは雰囲気がが違うが)というわけで地下鉄に乗ってピカソ美術館へ。しかし、期待して行った割りにはあまり「これは」という展示物がなく、がっかり。まぁ、ミュージアムパスで入れたから、良しとするか。

ピカソ美術館を出て歩いていたら方向を間違え南に進みセーヌ川にでてしまう。本当は西に行きポンピドゥセンターに向かうはずだったのだが、川に沿って西に歩き、市役所前の広場ではラグビーのpublic viewingをやっていた。Les Halles(レ・アル)という大きなショッピングセンターに行き少し買い物、その後北駅まで地下鉄、歩いて帰る。
昨日のオルセー美術館にもあった。見比べたら、細かい違いがいろいろあるものだ。間違い探しゲームみたい?
ルノワールの『ピアノを弾く少女たち』。なんかどっかで見たな、と思うと・・・
(上)オランジェリー美術館。「オランジェリー」とは、オレンジ栽培用の温室のことだそうで、こんな大層な温室を昔は建てたんですなぁ。
(右)『睡蓮』の間。写真に撮るよりも、歩きながらビデオに録画した方が全部を見ることができるけど、ビデオって録画禁止だったかも。
今度は地下鉄(地下鉄のEcole Militarie駅までは、公園を歩いて10分以上かかる)でコンコルド広場まで行き次の目的地オランジェリー美術館へ。ちょうど午後の良い時間帯だったためか、入場制限をやっていて外に行列が出来ていたが、午前中に見た長蛇の列に比べたらかわいいものだった。しかも、ミュージアムパス用の列もあり、そっちの方はほとんど並ばずに入れた
大きな美術館ではなかったが、地上にはモネの『睡蓮』が2作品地下には近代画家の作品が展示されていた。モネの『睡蓮』はニューヨークの近代美術館(MoMA)にもそれ専用の部屋があって展示されていたが、こちらは部屋が楕円形になっていて睡蓮が一周している。しかも2部屋、贅沢だ。写真撮影可能というのも、大変よろしい。
このオランジェリー美術館、2000年から2006年まで改装工事をしていて、この前再開したばかりだそうな。1999年頃に日本でも「オランジェリー美術館展」をやっていたのは、そう、改装工事費用を儲けるためだったわけ。
(左)パリといえば誰でもが思い浮かべる、エッフェル塔。あちこちのお土産屋でで模型も売っている。
(右)エッフェル塔の中に、楕円形の風船が、と思ってよく見たらフランスで開催中の、ラグビーワールドカップの宣伝だった。
(左上)宮殿前の広場から宮殿の方を見る。かんじんの部分が工事中でシートに覆われている。この広場にルイ14世の騎馬像があるとガイドブックには載っていたが、どこにあるのかわからなかった。工事中なので撤去されていたのか?
(右上)鏡の間。ここが工事中でなくてよかった。
(下)宮殿内から見た庭園。天気は悪くないが靄がかかったようになっていてあまり見通しはよくなかった。
またRERに乗り、今度はエッフェル塔の下のChamp de Mars Toul Eiffel駅で下車(エッフェル塔近い駅は、地下鉄ではなくてRERの方)、塔に行ってみたが、これまた長蛇の列。それぞれの脚から入場できることになっているようだが、一つの脚はゲートが閉まっていたので三つのゲートからというわけ。ミュージアムパスは使用不可能だったのでこれもやめ。昼食を買いに行く。(かなり小さい)フライドポテトにウインナーのセットが3.5ユーロ、ハム・チーズのサンドイッチが5ユーロ。さすがに観光地料金だった。
入場後、一瞬どこをどう回ったらよいのかわからなくなったが、館内地図を入手して回り方を決める。

2階に上がって見物を始めたが人の数が余りにも多く、最初のうちは押すな押すなの大混雑。途中で日本語ガイドツアーも目にしたが、ガイドはマイクに小声でしゃべっていて、参加者はそれをイヤホンで聞いていた(ハイテクだなぁ)。他の国からのツアーは、ガイドが大声でしゃべっていた。宮殿内でのハイライトは、誰が見てもやはり「鏡の間」。一部屋の大きさが、幅10m、長さ75mという、三十三間堂には全然及ばないが(あっちは22×120m)かなり大きな部屋。長辺の片側がほぼ西向きで窓になっていて、反対側がほぼ全面鏡張り。

宮殿の後で庭に行こうとしたら、ミュージアムパスは庭園には使えない、別料金と言われたので入らずに帰ることにした。
(上左)パリ−ベルサイユの切符。Metroの切符と同じ大きさ、同じ色。ちなみに購入時には「ドゥ チケ プール ヴェルサイユ シルブプレ」と言ったら、通じたようだ。
(上中)ベルサイユ行きの列車。二階建ての電車。
(上右)ベルサイユ宮殿の入場ゲート標識。Aは一般用、Bは時間指定済みのグループ、Hはハンディキャップ用。
(中左)車窓に見えた「自由の女神」。一瞬しか見えない。大きさも小さい。
(右)入場ゲートCの標識。「Paris Museum Pass」と一番下に小さな字で書いてある。
今日はとりあえずヴェルサイユ宮殿(世界遺産だそうだ)に行ってみることにした。その後の予定は、ヴェルサイユで考える、という行き当たりばったりな日になった。ちなみに、ガイドブックの記述では、ヴェルサイユ宮殿は2004年から17年間の予定で工事中だそうで、工事が終わるのは・・・なんと2021年

8時過ぎにホテルを出発。北駅まで徒歩約15分、そこから地下鉄でサン・ミッシェルまで行きRER(高速郊外鉄道)の9時4分発に乗り換える。このRERも国鉄(SNCF)と同じく左側通行だ。列車は、車内放送が全くなし。どこ行きかも、次の停車駅がどこかも、知らずに乗ったら何も分からなくなる(車内放送があってもフランス語が分からなければ意味ないか?)。そしてヴェルサイユ宮殿の最寄り駅、Versailles Rive Gaucheには9時41分到着(これも、着いてみて駅名標にVersaillesと書かれていて初めてそうだと気付く)。そこから歩いてものの5分ほどで門の前にたどり着く(同じ列車に乗っていた乗客たちは皆宮殿に向かって急いでいた。行列に並ぶのを少しでも短縮するには、1両目に乗っておき、到着と同時にダッシュするのが良いのだろう)。宮殿前では、何やら自動車の安全のPRをやっていた。入場は長蛇の列、ベビーカーで優先入場になるかと行ってみたがどうやらそれは不可能のよう(車椅子は優先入場になるようだった)。列に並んでいくと、入場間近になって「ミュージアムパスはゲートC」と言われる(そんなこと、事前に調べたガイドブック、ネットのどこにも見つからなかった)。そちらの方は全然並んでいない(15分ほど損した気分)。
3日目(土曜日)