右と左の地下鉄では、車体の高さが全然違う。右の方は、地下深くを走るためトンネルが円筒形になっており、それに合わせた車体になっている。
2車体連接バス(通称bendy)。定員は100人以上と、たくさんの人数を乗せることができる反面、やたらと車体が長い(渋滞の原因という説も)のと、後部にも出入り口がある(出入り口は合計三か所)ために無賃乗車する人が多い(ある調査では10人に1人は無賃乗車)という欠点がある。
新型の二階建バス。各国の色々なメーカーがあるが、これはVOLVOと書かれている。

地下鉄の発祥の地も、ロンドンです。ということは、基本的な構造は、とても古い物が多い、ということです。それが何を意味するかって言うと、ロンドンの地下鉄に「バリアフリー」という言葉はない、と言ったらちょっと言いすぎですが、それに近い物を感じます。

駅にエレベーター(こちらではliftと呼ばれています)があるのは例外的です。車内に車椅子用スペースは、ありません。ホームと車体の高さにはたいてい差があります。

地下鉄の線によっては、他の地下鉄線と交差することもあって、非常に深いところを走っているものもあります。そういう線の駅は、これまた非常に深い場所にあるので、長い長いエスカレーターを降りていかないとホームまでたどり着けません。

地下鉄に乗る

観光でロンドンを訪れる人がバスに乗るのは、結構至難の業です。ルートマスターもほとんど走っていない今では、わざわざ乗るほどの価値もなく、バスでなくては行けない観光名所もほとんどありません。しかし、ロンドンに住んでいたらバスに乗らないと行けないこともしばしばです。バスって、どんなものでしょうか。


二階建が多いですが、そればかりではありません。最近導入された、2車体連接バス(bendyとよばれています)もあります。

運転手にもよりますが、あまり親切ではなさそうです。

バス停では、運転手にアピールしないと停まってくれません。        
 運転手によく見えるように、片腕をまっすぐ横に伸ばして合図するというのが基本のようです。

運転は荒いことが多いです
 急ブレーキなんかも多いです。

満員と運転手が判断したら、通過していきます。
 実際には二階に席が空いていても、一階に立っている人が多ければ満員だと思い込むようです。
 満員通過されると、待っている人は一様に「Oh, no」などと言ったりしています。

車内放送はありません
 次がなんというバス停かは、知らない人には絶対に分かるはずがありません。
 ただ、降り損ねても、大抵はバス停間隔が短いのでそんなに行きすぎるわけでもありません。
 そういう状況なので、見知らぬ場所に初めてバスで行くときには、「London A-Z」などの地図を見ながら今バスが走っている場所を正確に読み取って降りる場所を的確に判断する必要があります。

あと、治安を守るために、ということでほとんどのバスに(5分の4の割合で)監視カメラが備え付けられているそうです。

バスに乗る